ヤンママの働き方改革
18歳で結婚。
19歳で母になった私はしばらくの間、育児と主婦業に専念していました。
でも娘が5歳になり入学前の1年間、幼稚園に入れるか保育園にするかという選択になり
マンションの同い年の子供たちが私立の幼稚園だったこともあり、
私は保育園に入れることにしました。
本当は幼稚園に、と思っていたのですが娘がその子たちを苦手そうにしていたから
保育園に決めました。
まぁ、私もそのお母さんたちが苦手ではありましたが。。。(;^_^A
5年間も家にいたので娘はどうやら激しい人見知りだったようで
保育園に行っても蝋人形というか操り人形というか。。。
とにかく泣きはしないのですが笑いもしなかったようです。
そして私は久しぶりに働いていました。
同じ経営者だったので隣り合わせた喫茶店とコンビニを掛け持ちで働きました。
パパもその頃は週休2日ではなかったので土曜日だけはたまにお留守番も。
留守番させるにあたって炊飯器のスイッチの入れ方を教えました。
いつもは同居していた私の弟が面倒を見てくれていたんですが
たった一度本当に一人でお留守番したことがあります。
心配しながら働いてお昼ごろに。
そしたら一緒に働いていた女子高生が大きな声で私を呼んだのです。
「○○ちゃんじゃないですか?」
驚いて駐車場を見てみると娘が駐車場をグルグルと補助輪付きの自転車を漕いでいたのです。
店の中に入ってくるわけでもなくただグルグルと回り続けてる娘。
しばらく見ていたけれど駐車場は危ないし入って来られるお客様にも迷惑だし、
外に出て少し怒った口調で名前を呼びました。
「何してるの?外に出ないでお留守番してる約束だよね?」
そしたら娘は小さくこくりと頷きました。
「ママも早く帰るからお家で待っててね」
もう一度頷くのですが娘は帰ろうとはしません。
よく見ると何かをハンドルにぶら下げています。
「何?」
「。。おべんとう」
「。。ママに?」
今度は少し大きく頷きました。
娘の小さなお弁当箱は包まれる訳でもなく無造作にコンビニの袋に入っていました。
駐車場の片隅で開いたお弁当箱にはふりかけのかかった炊き立てのご飯と
切っても焼いてもいないベーコンとベビーチーズ。
「ありがとう」って言うと本当に嬉しそうに手を振って満足そう娘は帰って行きました。
久しぶりに働き始めて楽しかったのと反対に娘は保育園で頑張っていたのに
そう考えると急に切なくなりました。
あの日から今まで仕事をしていた時もしていなかった時も
娘を1人で留守番をさせることはありません。
大きくなってもあの日の切なさが胸をよぎるから。
ちなみに保育園での人見知りは半年後に何とか緩和されていました(^^♪
あれから書店、ゲーム会社、遊園地、プロレスショップ、実家の手伝いを経て
病気を患い何年もの長い休暇となりましたが、現在久しぶりに求職中!
娘は育休がこの夏終わります。
今度は娘が仕事と子育ての真っただ中。
頑張らなくてもいいよ、頑張れって言わなくても頑張りすぎるんだから
今度はママがお弁当作ってあげるね